オーガニック化への不安もあったのでは?
新しくなって良かったところも多いですが、もともとのソープが好きだったからこそ「変わってほしくない」って気持ちもありませんでした?
そうですね。Vol.1でも話しましたけど、私は前のクレールの香りが大好きだったので…
でも、新しいクレールの香りも朝の気分にすごく合っていて。意外とすぐに「これも好きだな」って思えるようになりました。
気に入っている商品がリニューアルすると、「どんなふうに変わるんだろう」って気になりますよね。
私は「今のソープがいいものだから、変えなくてもいいんじゃない?」と思っていました(笑)。オーガニックになるとどうなるのか、最初はそこまでピンときていなくて。
しかも、最初の試作品はけっこうギャップがありましたよね。
洗い上がりなども含めて「もっとこうなったらいいな」と感じる部分が多かったですね。
泡立ちや泡切れ、洗い上がり、洗浄力、エクラやP.I.との相性など、約20項目をモニターして、一つひとつフランスへフィードバックしていました。オーガニック認証には原料や配合の制約があるので、その中で今までの良さを残しながら、さらに理想に近づけていくのは簡単ではなかったですね。
今回もベッチャーさん※がすごく頑張ってくれたみたいですね。さすが一流の石鹸職人さんですよね!
※フランス ロルコス社の開発責任者
そうです。特にフォンセの色味はなかなか理想の色にならなくて、何度も調整をお願いしましたし、香りの種類や強さ、ヒーロー成分※など、ブランドの印象を左右するところも細かく相談しました。
※化粧品やスキンケア製品において、その製品の効果を最も象徴し、中心となって働く主役級の有用成分
もともとのソープへの満足度が高かった分、「ここからどう進化するんだろう」と思っていたけど、次の試作品では前回お願いしたところがちゃんと変わってましたよね。
難しい要望に対しても「どうすれば実現できるか」をずっと考えてくれて…オーガニックという制約がある中でも、一つひとつ応えてくれる。その姿勢に、ものづくりへの誠意をすごく感じました。
完成したものだけを見ると、そこまで何度もやり取りしているってわからないですよね。
そうなんです。フランスでつくって、日本で試して…その繰り返しで完成したソープなので、最終品が届いたときは本当に「ここまで来たんだな」という気持ちでした。
開発するうえで、「ここだけは絶対に変えたくない」という部分もあったんですか?
あります!フォンセならきちんとメイクを落とせること、クレールなら朝の肌をすっきり洗えること。そのうえで、必要なうるおいまで取りすぎないことも大切にしました。
「石鹸で洗ったら乾燥しそう」と思っている方には一度体験してほしいですよね。
実際に完成品を使ってみて、最初の不安はどうなりました?
私は、オーガニックだから良いというより、メイクは落ちるし、朝の洗い上がりもいいし、使い心地が良かったです。そのうえで「これがオーガニックなら、なおいいね」って思えるようになりました。
新しいソープもまた気に入ってもらえると思います。
前のソープが好きだった方にこそ、安心して一度使ってみてほしいですね。